「あつたやさんの晩餐会〜めぐる漆器にのせて〜」を開催しました
投稿日:2018年3月27日(火) カテゴリ:イベント・展示会情報 , 漆器「めぐる」ニュース
先日、西日暮里で開催された「あつたやさんの晩餐会〜めぐる漆器にのせて〜」と題されたイベント。
1週間経っても、素敵な余韻が残っています。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
岡山の猟師・熱田さんによる鹿や猪などのジビエ、丁寧に育てられた農家さん直送の野菜たち。それを包む「めぐる」の器たち。森本桃世さんとCayocoさん、お二人の料理人による料理は、素材の力と自然への慈しみに溢れていました。
参加者のお一人から寄せていただいた感想もとっても嬉しい内容でしたので、シェアさせていただきます。当日の写真と共に見てみてくださいね。
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〜五感で味わう〜
「あつたやさんの晩餐会」に参加した。
晩餐会だけど、テーマは「五感で味わう」ということでまずはお料理が盛り付けられる「めぐる」さんの会津漆器のお話から。漆器のできる工程をひとつひとつ触って感じる。木を削りだしてから漆器ができるまでには一年かかる。削る、塗る、磨くを何度も何度も繰り返すことで頬ずりしたくなるほど美しい漆器になっていく。
「人間の都合だけで作らず、自然の営みにまかせる」という。漆がとれるように成長するまで15年かかる。それはちょうど漆器の塗り直しの時期に相当する。また、この漆器は三世代持つそうだが、漆器を作るための木が育つにも100年かかる。
「漆器を使うサイクルと、自然のサイクルが一致している。だから無理がない。」という言葉に感動した。
そしてももちゃんとcayocoさんの作るお料理が、ひと口ごとに驚きと感動に満ち溢れていて、イノシシもシカもお野菜も、どれも素材の良さを生かしつつも遊びゴコロが散りばめられていて、他の参加者も素敵な方ばかりで、多幸感に包まれて帰りました。
ああおいしかった〜本当にごちそうさまでした。
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案内人について

漆とロック株式会社(Urushi Rocks Inc.)代表
貝沼 航(Wataru Kainuma)
1980年福島市生まれ。大学卒業後に会津若松市に移住。漆器づくりの現場に魅せられ、2013年より、木と漆という自然の素材の魅力や職人さんたちの手仕事の意味を実際に現場で体感できるガイドツアー「テマヒマうつわ旅」を展開。
2015年、世代を超えて受け継ぐことをテーマにした新しい会津漆器「めぐる」を販売開始。同年、グッドデザイン賞とウッドデザイン賞・審査委員長賞を受賞。会津で国産漆の植栽活動に取り組むNPOの副代表も務める。漆と人を繋ぐコミュニケーターとして、漆器の魅力を伝える講演やイベントも行っている。