会津漆器後継者訓練校・第10期生の「卒展」が開催されます

投稿日:2015年2月22日(日) カテゴリ:イベント・展示会情報

会津漆器の未来を担う作り手を育成する学校、それが「会津漆器技術後継者訓練校」です。毎年4名の若者たちが入学し、2年間に渡って、漆の作り手としての技術の習得に励んでいます。

今年も、2月25日(水)から、第10期(蒔絵専攻)の生徒さんたちの卒業制作展が開催されます!
会津漆器技術後継者訓練校10期生卒業制作展

キャッチコピーは、
「漆職人ノ卵達、ソレゾレノ想イ、ソレゾレノ形、篤ト御覧有レ!」

メンバーのお一人からのメッセージをご紹介します。↓
「蒔絵専攻4名が、訓練校での2年間、技術はもとより、会津漆器のこれからや、漆芸や蒔絵という伝統工芸の在り方、について考えてきたことをそれぞれの形で表現致しました。
一人は漆器や蒔絵の美しさを装飾という形で
一人はコレクションしたくなるような小さな形で
一人は会津の伝統的な技法を新しい形で
一人は大切な誰かへの贈り物という形で
皆様にお見せするために、8カ月間制作に取り組んで参りました。」

2年間学んできた技術を活かしながら、漆の世界にどんな未来を思い描いたのか、とても楽しみです。
きっと見応えたっぷりの展示になっていると思いますので、是非是非、足をお運びください!!

<会津漆器技術後継者訓練校・第10期生卒業制作展>
日程:2015年2月25日(水)〜3月1日(日)
時間:10時〜17時(最終日のみ15時まで)
場所:会津町方伝承館・2階(会津若松市大町二丁目8-8)

案内人について

漆とロック株式会社(Urushi Rocks Inc.)代表
貝沼 航(Wataru Kainuma)

1980年福島市生まれ。大学卒業後に会津若松市に移住。漆器づくりの現場に魅せられ、2013年より、木と漆という自然の素材の魅力や職人さんたちの手仕事の意味を実際に現場で体感できるガイドツアー「テマヒマうつわ旅」を展開。
2015年、世代を超えて受け継ぐことをテーマにした新しい会津漆器「めぐる」を販売開始。同年、グッドデザイン賞とウッドデザイン賞・審査委員長賞を受賞。会津で国産漆の植栽活動に取り組むNPOの副代表も務める。漆と人を繋ぐコミュニケーターとして、漆器の魅力を伝える講演やイベントも行っている。

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