はるなか漆部会で漆の木の植栽を行いました

投稿日:2014年11月30日(日) カテゴリ:うるしるコラム , 会津での漆の植栽活動

本日は、会津若松市内による「御山植栽地」にて、ウルシノキの植え付けを行いました。

10年に渡って、会津で900本ほどのウルシノキを育てている「NPO法人なるなか・漆部会」での活動です。

茨城県の大子町より購入した6ヶ月目の漆の苗木です。分根法という方法で育てられています。
ウルシノキの苗

3mの間隔で植え付けを行っていきます。
作業風景

一つ一つ手で植えていきます。元気に育ちますようにと、祈りを込めながら。
漆の木の植え付け

今日も作業後には、みんなで屋外お昼ごはん。今日も最高に美味しい!
昼食風景

動画バージョンも是非ご覧ください。

はるなか漆部会では、こんな雰囲気で、いろんな世代が集まって、みんなでワイワイ楽しく作業しています。

今年の現場作業はこれで終了ですが、また来年の春から作業再開しますので、その際にボランティアも新たに募集したいと思います。ご興味のある方は、はるなか漆部会のFacebookページも是非「いいね!」してくださいね。

今回、自分自身、実際にウルシノキを植えてみて、さらに漆に対して愛情が増した思いがしました。

そして、粘土質の土ってこんなに重いのかとか、水はけって大事なんだなーとか、土を掘り返すのに石ころがこんなに邪魔だとは・・・と実感して、普段何気なく見ている田んぼや畑も、先人、そして農家さんの大変な努力によって出来ているのだなーと感じたのでした。

案内人について

漆とロック株式会社(Urushi Rocks Inc.)代表
貝沼 航(Wataru Kainuma)

1980年福島市生まれ。大学卒業後に会津若松市に移住。漆器づくりの現場に魅せられ、2013年より、木と漆という自然の素材の魅力や職人さんたちの手仕事の意味を実際に現場で体感できるガイドツアー「テマヒマうつわ旅」を展開。
2015年、世代を超えて受け継ぐことをテーマにした新しい会津漆器「めぐる」を販売開始。同年、グッドデザイン賞とウッドデザイン賞・審査委員長賞を受賞。会津で国産漆の植栽活動に取り組むNPOの副代表も務める。漆と人を繋ぐコミュニケーターとして、漆器の魅力を伝える講演やイベントも行っている。

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