塗り師・儀同さんの工房にもお邪魔してきました♪

投稿日:2013年12月16日(月) カテゴリ:研究員日記

こんにちは!「うつわと暮らしの研究所」略して「うつけん」のかおりんです。
14日に行ったうつけんの工房見学、最後にお邪魔したのは塗り師の儀同哲夫さんの工房です。

儀同さんは企業とのコラボも多くされている塗師さん。漆の新しい形をたくさん魅せてくれて、漆って古いものじゃないんだなと実感させてくれる方です。

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今回は儀同さんが文字盤を塗ったCITIZENの「カンパノラ」と儀同さんが塗りを手掛けたブルックスブラザーズの「ブルーダイヤ」を拝見させていただきました。

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特に私が驚いたのは「ブルーダイヤ」の色。私の写真じゃちょっとわかりにくいかもしれませんが、黒じゃないんです。すごく深い紺色なんです。
漆って、こんな色も出せるんですね。これはぜひ、実物を見て頂きたいです。この感動は実物を見ないと味わえない!

儀同さんの仰った、この一言が儀同さんのお仕事を表しているようでした。

「やったことないから出来ないんじゃない。俺はやったことがないからやりたいんだ」

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儀同さん・・・ホレるほどカッコいい塗師さんです( ^ ^ )

案内人について

漆とロック株式会社(Urushi Rocks Inc.)代表
貝沼 航(Wataru Kainuma)

1980年福島市生まれ。大学卒業後に会津若松市に移住。漆器づくりの現場に魅せられ、2013年より、木と漆という自然の素材の魅力や職人さんたちの手仕事の意味を実際に現場で体感できるガイドツアー「テマヒマうつわ旅」を展開。
2015年、世代を超えて受け継ぐことをテーマにした新しい会津漆器「めぐる」を販売開始。同年、グッドデザイン賞とウッドデザイン賞・審査委員長賞を受賞。会津で国産漆の植栽活動に取り組むNPOの副代表も務める。漆と人を繋ぐコミュニケーターとして、漆器の魅力を伝える講演やイベントも行っている。

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